京都~日光570kmジャーニーラン2022 参戦記

京都~日光570km

ゴールデンウィークに開催された 例幣使みち・京都~日光570kmジャーニーラン2022参加しました。京都から日光まで昔の街道である中山道・例幣使街道を繋いだロマンあるコース。スタートからゴールまで毎日進み続けることだけを考た7日間の記録です。

例幣使みち・京都~日光570kmジャーニーランについて

京都~日光コース

概要

スポーツエイドジャパン」が主催のジャーニーランイベントです。京都から日光まで570kmの指定されたチェックポイントを通過しながら進みます。

コース:京都~日光
距離:570km
制限時間:252時間
チェックポイント数:78個

参加者

200km以上のウルトラマラソンを経験した猛者が参加していました。主催者によるサポートが一切ないため、川の道フットレースを経験している参加者が多い印象でした。

コース

京都御所をスタートし、中山道の旧街道を進みます。昔の中山道に想いをはせながら、景観を楽しみむことができるロマンあふれるコースです。途中通過する、鳥居峠・和田峠・碓氷峠はトレイル区間となります。群馬県高崎で例幣使街道に入り、ゴール日光を目指します。

ラン記録

日光東照宮

日光東照宮

1日目

京都府京都市~岐阜県岐阜市の118キロ。合計118キロ/570キロ。

京都をスタートし、岐阜まできました。
途中で胃腸不良になり、90キロ以降はずっと歩き。

歩きながらポッドキャストの ランニングチャンネル を聴き、前に進むモチベーションを高めました❗

118キロ地点付近でコースを外れて、ネットカフェへ。
強い雨も降りそうなので、雨が通り過ぎるまで休憩。
約14時間停滞。
のんびり行きます。

2日目

岐阜県岐阜市〜岐阜県恵那市の72キロ。合計190キロ/570キロ。

2日目は午後から強い雨予報。
ネットカフェで雨が過ぎ去るまで朝から15時間停滞

再スタートは18:30。
2日目は難所の1つが待っていました。
それは、お店や自販機がまったくない御嵩宿〜大井宿の30キロ区間(pic2、大井宿側の注意書き)。
この区間を夜中に通過。

初日の胃腸不良は、休んだことで復活しました!
翌朝8:00まで72キロ踏破。
ゴールに向けて、かなり前進できました❗

3日目

岐阜県恵那市〜長野県塩尻市の100キロ。合計287キロ/570キロ。

中間点に到達しました!

3日目は、2日目からの継続で行動。
体調が良く、サクサク歩けます!

お昼前に岐阜県中津川に到着。
天気が良くて暑い!
調子が良いので、その後もガシガシ歩きました。

行ってみたかった馬籠宿・妻籠宿はとても良かったです!
人はやはり多めでした。。。

夜は長野県の木曽川沿いに前進。
川沿いは寒く、雨もパラついてました。

明け方、36時間近く眠らずに歩いていたので、さすがに睡魔が襲ってきます。
気づくと立って寝てたり、道の脇に寄ってたり。
仮眠しながら進みました。

4日目は午前から雨予報なので、ネットカフェに向かい大休止決定!

4日目

長野県塩尻市~長野県長和町の62キロ。合計346キロ/570キロ。

4日目のお昼は雨だったため、ネットカフェで休憩。
夜からスタート!

日が沈んだくらいに奈良井駅で身支度。
涼しいというか、むしろ寒い!
早歩きで身体を温め、以降は一定速度で歩きます。

真っ暗な塩尻峠を越えて、下諏訪へ。
下諏訪のあとには、強敵「和田峠」。
なるべく明るい時間帯に越えたい。
しかし、下諏訪で時間調整できる場所がなく、寒かったので、そのまま和田峠に突入。

ヘッドライトに照らされている範囲しか、当然見えない。
オバケよりもクマが怖い!
たまに、奇声を発したりして、存在をアピール(笑)
明るくなってきた5時過ぎに峠を制覇!

あとは淡々と下って、麓の和田宿で完全に朝☀
そのまま5日目に突入となりました。

5日目

長野県長和町〜群馬県高崎市の100キロ。合計446キロ/570キロくらい。

4日目から引き続き5日目に突入。

明るくなると眠気もなくなり、快適に歩けます。
天気も良く、気持ち良い!!

和田宿から軽井沢宿まで、何個もの宿場がありますが、面影を残しているのは一部という感じでした。

途中、川の道フットレースとコースが交差する場所があります。同時期に開催されている大会なので、「偶然誰かと会うかな?」と思っていたら、会いました!
なんと、本州縦断で終盤に何度も会った、ゴジカニさんでした!
まさか、知り合いに会うとはビックリ!!
お互い励ましあって、それぞれのルートを進んでいきました。

軽井沢を越えて、碓氷峠へ。
22時過ぎなのでまったく人はいません。
碓氷峠のトレイルを一人でライトを頼りに下ります。
途中、左手側で獣の動く音を感じました。
向こうは逃げているつもりかもですが、方向が私と同じ。
30秒ほど並走して、どこかに行ってしまいました。
シカみたいな軽快な音ではなく、もう少し重く鈍い動きの獣なので、イノシシかクマなのか。。。
何もなくてよかった!

碓氷峠を通過して、人里に出ると、安堵からなのか、ものすごい睡魔に襲われます。
一生懸命進んでいるつもりでも、気づくと道の真ん中で立って寝ている。ということが。。。💦
車通りの少ないところで、良かったです。
さすがにヤバいと思い、道の脇でうずくまって、軽く寝ます。
10分もしないうちに目が覚めて、ちょっと進む。
そして、また寝て。を何回か繰り返しました。
ようやく朝日が出て、眠気からも開放されて、また順調に進んでいけました。
高崎を過ぎたところで、中山道ともお別れ。
日光例幣使街道に入ります。
少し進んだところにネットカフェがあったのでそこで大きな休憩を取りました。

6日目

群馬県高崎市~栃木県佐野市の56キロ。合計500キロ/570キロくらい。

倉賀野のネットカフェで大休止6時間。
しっかりと睡眠を取って、リフレッシュした身体で6日目をスタートしました。

15時頃に再スタートしたため、暑い。
日焼け止めを塗って、疲労をため込まないように歩き続けました。

太陽が沈むと、気温も下がり、快適な温度に。
「一定のペースで淡々と」を心掛けて進みます。

しっかり寝たはずなのに、深夜になると睡魔に襲われ、スピードが激減。
当初は520キロ地点の栃木市を目指していましたが、500キロ地点の佐野市のネットカフェに退避。
睡眠を取ることにしました。

7日目

栃木県佐野市~栃木県日光の70キロ。ついに570キロを踏破し、ゴールしました!!

佐野のネットカフェで睡眠6時間。
しっかりと寝て、ゴールを目指して7日目をスタート。

快晴の中、暑さを感じながら進みます。
進みながら、ゴール時間を計算していました。
このまま進むとだいたい22時頃にゴールできます。

この22時という時間に対していろいろ考えました。
GW中の栃木県日光、超人気観光地のためホテルを取ることは難しい。
だったら、宇都宮に電車で移動して宿泊すれば。
そこで終電を調べたら21:52。
ゴール地点の東照宮から日光駅まで2.5キロ離れているので、厳しい…
つまり、ゴールしたら始発まで野宿が必至。

ここまで考えたら、520キロ地点にある最後のネットカフェで時間調整して、翌朝ゴールすることにしました。

520キロ地点のネットカフェで9時間休憩。
睡眠も食事もしっかりととって、再スタート。

深夜街中をガンガン進んでいきます。
気温も適度に低く、車通りも少ないため、歩くことに集中できます。

ゴールまであと20キロというあたりから、日光の名物である杉並木が続きます。
深夜のため、まったく景観はわからずでした(笑)
最初こそ、「これが杉並木かぁ」と思ってました。
でも、それが10キロ以上も続いたので、最後は杉並木嫌いになってました(笑)

そして5/5 6:00ちょっと前にゴールの日光東照宮表門に到着。
京都から570キロ、6日と22時間、ついにゴールしました!!

早朝の日光東照宮、まわりに人はいません。
ひとりでゴールの余韻に浸りながら、写真を撮ったりしました。
5分間くらいゴール地点に滞在して、日光駅に向けて移動。

7時過ぎの電車に乗って、お昼には帰宅。
非日常生活から一気に日常生活に戻りました(笑)

終わってみて

進み続けることだけを考えた毎日は、とても幸せなことだと実感してます☺
京都を出発して日光まで、中山道・例幣使街道という歴史街道をたどる旅。
昔の人に想いを馳せながら進み続ける、最高のロマンあるランニングイベントでした✨

みなさんの応援、とても励みになり、前進するチカラになりました。
ありがとうございました❗

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