本州縦断・青森~下関1550kmフットレース完走記 #3

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負けられない戦いがある。他の選手も様々な想いをもってスタート地点に集まっている。壮大なレースのスタート前、リタイアしないか不安になる。たぶんアントニオ猪木がいたら「レースの前にリタイアを考える奴がいるかよ!」といってビンタされるだろう。青森駅~下関駅まで1550kmを走り抜ける、日本最長のマラソン大会の完走記です。

14日目(京都府舞鶴市~兵庫県養父市:71km)

舞鶴を出発すると、しばらく日本海とはお別れの区間。鳥取までの間は、内陸山岳区間になる。川沿いの道を進みながら、国道9号に入る交差点を目指す。国道9号はゴールの下関に続く道。「なんだかだいぶ来たなぁ」とう感覚になる。そのまま進み続けて1000km地点を通過。このあたりで兵庫県に突入。比較的道は広いけどアップダウンが続く国道9号を進む。養父市で宿泊。

15日目(兵庫県養父市~鳥取県鳥取市:81km)

ホテルを出て、国道9号をひたすら進む。あいかわらずのアップダウン。何も考えずただただ進むのみ。鳥取県との県境のトンネルを抜けると、長い下り。そして鳥取砂丘の手前で再び日本海。鳥取砂丘あたりの道路は平坦だと思っていたら、意外に丘だった。鳥取砂丘を通過して鳥取市街へ。あたりも暗くなる。適当な宿がなかったため、鳥取空港近くのラブホに1人宿泊することにした。快適。

16日目(鳥取県鳥取市~米子市:87km)

5時に鳥取空港近くのラブホを出発して、約85km先の米子市を目指す。比較的海沿いが多く景色は良いが、アップダウンと強い風に苦労する。天気が良くなってきて、気分も上がるが、気温も上がって汗をかきまくる。夕方に米子市に入り、20時頃に宿泊するホテルに到着。応援に来てくれたアドベンチャー仲間と食事をして1日を終えた。

17日目(鳥取県米子市~島根県出雲市:65km)

5時スタート。走り出して間もなく鳥取県と島根県の県境。いよいよ残すは島根県と山口県の2県。淡々と走って松江市街を通り抜けて宍道湖へ。宍道湖湖畔を走るが風が強い。湖面も波うっている。宍道駅で、ここからゴールまでサポートをしてくれる及川プーさんと合流。そして、新しいシューズを持参してきてくれた。ありがとうございます!!さっそく新シューズに履き替えると、嘘のように走れるようになった。走ると感じていた右足脛の外側の痛みはなくなり、快適に走れる。気持ち良く出雲市まで進み、宿泊。

18日目(島根県出雲市~江津市:71km)

出雲市を出発して、西を目指す。目指すは江津市。内陸を通ったり、海沿いを通ったり。それにしてもアップダウンがこれでもかというくらい続く。サポートの及川プーさんに、20Lザックは預け、私は7Lザックで進む。プーさんは、自転車で伴走してくれる。たまに、峠などでは先に行ってもらって、私が後からゆっくり行く。そんな感じで進む。江津市内に縁あって予約できた民宿に宿泊。

19日目(島根県江津市~益田市:70km)

新潟県も長かったが、島根県も長い。本日も1日島根県。益田市を目指す。今日もアップダウンが続く。街と街の間は当然コンビニなどなく約20~30kmは離れている。走っていると前からゼッケンを付けた選手が来ました。見ると、なんとこの大会で優勝した林原さんではないですか!!しかも、逆走してる。本州縦断の復路に入ったとのこと。復路って。。。すごすぎます!!
益田市に入るあたりで、「武井さーん」と呼ぶ爽やかな人が!!見ると、今回の大会を2位で完走された、倉井選手でした。倉井さんは、ゴール後にご家族で車でコースを回って、後続選手のためにエイドステーションを開設してくださってました。美味しいご飯と嬉しい励ましを受けて元気一杯、下関を目指します。益田市で強い雨に降られましたが、無事に宿に到着。

20日目(島根県益田市~山口県山口市:74km)

まだ島根県。5時に出発。観光地である津和野を抜けて、いよいよ山口県入り。「ついに山口県に来たーーーー!!」。島根県側は山がちな上りでしたが、山口県側は畑が広がるゆるーい下り。しかし、暑い。途中の道の駅長門峡で水分補給をしながら進みます。山口市街に入るあたりでいったん国道9号から山道へ迂回。これが、かなりの山道。夜だと不安になりそうな道でした。そこを越えると山口市街。私が100kmを超えるマラソンに初めて挑戦した地です。「久しぶりに来たなぁ」。湯田温泉あたりで宿泊。

21日目(山口県山口市~下関市:72km)

泣いても笑っても本日が最終日。残り75km。いつも通り5時に出発。途中宇部駅手前あたりで、コジカニ選手に遭遇。その先で、コジカニ選手を応援するために車で来たお仲間さんに遭遇。なんか見たことある方だなと思ったら、青森駅のスタートにもいらっしゃってました。すごい!!宇部駅前で残りフルマラソン1本分。そのまま進み続けて、ついに下関市入り。残りハーフマラソン1本分。ゴール10km手前あたりで、見たことある人が自転車で横から声をかけてくる。見ると、大阪のマサシくん・うだちゃん夫妻。マサシくんがたくさん動画を撮ってくれ、うだちゃんと話しながら進む。すると自然にペースが上がり、1km5分台に!!しかも快適に走れる。そのままの勢いで、関門橋下を通過して、いよいよ残り3km。ゴール700m手前でコジカニさんのお仲間が並走してくれる。階段を上って2Fへ。そのまま下関駅前に向けて進む。そして見えてきた「JR下関駅」の文字。「長かった~」。コジカニさんのお仲間さんが準備した、ゴールテープ切ってゴール!!1550km 20日間6時間20分の走り旅が終わりました。ゴール後は、アドベンチャー仲間の桂さんと打ち上げ。

おわりに

1550kmという距離に不安になりながらも青森駅をスタートし、無事下関駅まで辿り着くことができました。何百回となく「やめたい」「つらい」と思いましたが、毎回「他の選手も頑張っているから、やめられない」という思いで進み続けました。一緒にスタートした14人の選手。レース中はほとんど会うことはなかったですが、同じコース上にいるという、不思議な一体感がありました。そのおかげで進み続けることができました。サポートしてくれた及川プーさんと嫁、ありがとうございました。及川プーさんには何度か超ウルトラを並走してもらっていて、今回も安心して走ることができました。途中で、応援のために会いに来てくださった方々、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。また、多くの方々からの応援コメントやメッセージにより、たくさん元気づけられて、つらい状況を乗りきることができました。今回の大会を開催してくださったスタッフの方々、ありがとうございました。

 

本州縦断フットレースはスポーツエイドジャパンさんのイベントです。

 

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