本州横断ゼロフジゼロ 317km 2022 参戦記【日本海から富士山経由で太平洋へ】

本州横断ゼロフジゼロ2022(距離317キロ)を完走することができました!新潟県糸魚川から富士山山頂を経由して静岡県田子の浦まで、80時間30分という長くツラい道のりでしたが、ゴールにたどり着きました。応援していただいた皆さま、ありがとうございました。

参戦記

7/25 7:00に新潟県糸魚川をスタート。
白馬~松本~諏訪湖~甲府~河口湖~富士山を通過。
静岡県田子の浦のゴールに、7/28 15:30に着きました。

足のダルさ、ハンガーノック、寝不足、炎天下や一桁気温など様々な状況でのランニング。
300キロを走った身体へのダメージは予想以上で、翌日から筋肉痛と足裏の痺れがありました。

今回のおおまかな工程
糸魚川〜諏訪湖 140キロ 2時間半休憩
諏訪湖〜竜王 70キロ 6時間休憩
竜王〜河口湖 40キロ 4時間休憩
河口湖〜田子の浦 60キロ

途中、コースまで駆けつけてくださったフォロワーさん、ありがとうございました!ものすごく励みになり、走り続けることができました。

昨年に引き続き2回目の本州横断ゼロフジゼロ完走。
初日に頑張りすぎて、その後失速したため、タイムは昨年とほぼ同じでした。
今回は天気にも恵まれ、暑かったですが楽しむことができました!

今回も様々な参加者と知り合うことができ、とても嬉しかったです!
本州横断ゼロフジゼロ、317キロのジャーニーラン。
参加費500円で、ものすごく楽しめるランニングイベントでした。
主催の和尚夫妻、楽しいイベントをありがとうございました!

3つの戦略

完走するために、考えていた3つの戦略(心掛けたこと)を紹介します。
①水分とミネラルは積極的に
②コンビニ時間は最小で
③進めるところまで休憩なしで進む

①水分とミネラルは積極的に

真夏のランニングイベントなので、脱水と熱中症にならないことに気をつけました。
その対策として、水分とミネラル補給を積極的おこなってました。
具体的には10分に1回水分を2口、1時間に1回、天然塩を8つ程度を摂取しました。
この積極的摂取により、炎天下の中でも走り続けることができました。

②コンビニ時間は最小で

ジャーニー系のランでは、途中でコンビニやスーパーに入って補給食や飲み物を買います。少しでも短時間で買い物をするため、走りながら次のコンビニで買うものを考えます。お店に入ったら、目的のモノを買って、1分以内で出ます。
「買い物しているときは時速0キロ」です(笑)
コンビニに入ってから考えるのではなく、入る前に買うものを考えましょう。

③進めるところまで休憩なしで進む

この戦略は、昨年のタイムよりも早く完走したいという思いから考えました。
結果からいうと失敗。昨年とほぼ同じタイムでした。
1日目、110キロ地点の松本で昨年は休憩を取りましたが、今年はそのまま通過。2日目夜(200キロ)まで寝ないつもりでしたが、眠気に襲われペースダウン。140キロ地点の下諏訪で休憩を取りました。
今考えると、もっとしっかりとカフェイン摂取などの眠気対策をして、進み続けるべきでした。眠気対策については、まだまだ改善の余地ありです。
1日目は寝ない。これは制限時間の厳しい超ウルトラ(沖サバ等)では絶対のセオリーだったりします。だって寝たら制限時間に間に合わないので…(笑)

このような3つのことを考えて、本州横断ゼロフジゼロを進めていきました。
昨年の記録の大幅更新を目指していましたが、昨年とほぼ同じ81時間くらいでの完走でした。
まだまだ練習や対策が足りなかったです。
今回のジャーニーランで様々な課題がわかったので、次に向けて練習・対策をしていきます!!

装備

持って行った装備のピックアップです。装備一式は最後にあります。

ウェア

バギ-ショ-ツ(パタゴニア)
前ポケットが深くて、食べ物やスマホを入れて走っていました。ただ、1キロ6分より速く走るときは、前ポケットの中のモノが脚にあたるので、ポケットにモノを入れないほうがいいです。この派手な柄のパンツを使用していて、大会スタッフにはこの柄で私を覚えていただいてるみたいです(笑)
RUSH5R(PAAGOWORKS)
今回使用したザック。容量7リットルで装備を入れるのにちょうどでした。前のボトルホルダーには左右にペットボトルを入れて使用しました。PAAGOWORKSのザックが私には合っているので、今回もストレスなく使用することができました。
RUSH HIP(PAAGOWORKS)
ウェストバッグを投入しました。ゼッケンベルトにモノが入れられるような感じ。前には頻繁に取り出すことのある小さな補給食やマスクを入れ、後ろは予備の入れ物として空けておきました。軽くて、走りを阻害せず、ストレスを感じることがありませんでした。

ケア

日焼け止め Fighter(アグレッシブデザイン)
5年以上使用している日焼け止め。日焼けは疲労の原因になるため、日焼け止めは私にとって欠かせないものです。今回も、日焼けによる疲労はなく進み続けることができました。
擦れ防止 ガ-ニ-グ-(ガ-ニ-グ-)
足のマメ防止に擦れ防止クリームは必需品です。10年くらい使用しています。マメができると走るのに気になってしかたがないので、可能な限り予防をします。使い方はスタート12時間前、スタート前、スタート後12時間ごとに足の指等にまんべんなく塗ります。

これに関しては人それぞれ違います。ひとつ言えるのが、万が一のためと思うような薬は1回分だけ持って行くのがいいです。使った場合、さらに必要なら途中のドラッグストアなどで購入することで、荷物を減らすことができます。途中で買えるものは、途中で購入するが基本です。そういう薬は結果的に、ほとんど使わなかったりします。

電気類

LEDLENSER H8R(LEDLENSER)
ネットカフェで休憩するたびに充電。ロードメインのコースだったため一番弱い光を使っていました。富士登山のときのみ、2番目の光量で使用。途中で電池が切れることはありませんでした。

その他

ゴミ袋 45L(-)
雨用対策で持参。荷物をゴミ袋に入れてザックに入れると濡れないので、毎回必ず持参しています。だいたい、ザックの容量の倍以上の容量のゴミ袋を使っています。厚手のゴミ袋がいいです。薄いと荷物の出し入れのときに、破けてしまう可能性があります。

今回の超ウルトラマラソンでは、このような装備を中心に持って行きました。背負った荷物の重量は1.8kg(補給食・水分除く)くらいです。
持って行く装備をいかに少なくし、軽くするかを考えるのも、楽しいです。
これも超ウルトラマラソンの醍醐味のひとつ。
自分に合った装備をぜひ試行錯誤して見つけ出してみてください!!

 

STRAVA記録

装備一式

使用有無

○・・・使った
▲・・・あまり使用しなかった
×・・・使用しなかった。

分類ブンルイ使用シヨウ有無ウム装備名ソウビメイメーカー
ウェアヤマロハヤマロハ
 バギーショーツパタゴニア
 ロングタイツTESLA
 ドライレイヤー ノースリーブファイントラック
 カーフサポートサムスト
  アームスリーブ
 アンダーショーツT-8
 ソックス 5本指Injinji
 ソックス drymaxtomo’s pit
 帽子 ハンチング
 レインウェア ピークドライシェルモンベル
 ×レインパンツ バーサライトモンベル
 ドライレイヤー ロングスリーブファイントラック
 マスク
 ザック RUSH7PAAGOWORKS
 RUSH HIPPAAGOWORKS
 シューズ PARADIGM5アルトラ
    
ケア日焼け止め Fighterアグレッシブデザイン
 擦れ防止クリーム ガーニーグーガーニーグー
 キズパワーパッドジョンソンエンドジョンソン
 ボラギノールA武田コンシューマーヘルスケア
 サロンパスEX久光製薬
 サプリ類※DHC
 ポケットティッシュ
 バンドエイド ジャンボジョンソンエンドジョンソン
 バンドエイド 小
    
パブロンエースPro武田製薬
 ロキソプロフェンNaテープ三笠製薬
 ロキソニンプレミアム第一三共ヘルスケア
 ×バファリンライオン
 ×スクラートG(液タイプ)ライオン
 ガスター10第一三共ヘルスケア
 ×新セルベール整腸エーザイ
 ×正露丸クイック大幸薬品
 ×大正漢方胃腸薬大正製薬
 オリゴノールエクセルアスリートクラブ
 ノーズミント
 ケイメイ ガシンサン恵命堂
  アネロン ニスキャップ 
  ジンジャータブ 
  岩塩タブ 
  天日塩 
    
電気類LEDLEMSER H8RLEDLEMSER
 ×H8R替え電池
 ×MSA6milestone
 赤色ライト
 モバイルバッテリー 10000mA
 モバイルバッテリー 5000mA
 USB-C等コード
 GPS
 充電アダプター
    
その他×カッター
 ×メモ帳
 ×ボールペン
 ゴミ袋 45L
 ぬちまーす
 ×マイクロファイバータオルSea To Summit
 シーブリーズタオル
  アウトドア手ぬぐいCLEF
  安全ピン8本
本州横断ゼロフジゼロ2022 装備一式