すべてが熱い!! コルシカ島アドベンチャーレース 7

フランス・コルシカ島で毎年開催されているアドベンチャーレース「Corsica Raid Aventure」に参加しました。この記事はその参戦記です。今回は第7回、最終ステージ6です。

ステージ6

トレッキング
キャニオニング
MTB
トレッキング
コースタリング

スタートまで

宿泊地からスタート場所まで約1時間くらいドライブ。山の中にあるグラウンド。天候は、このレース始まって初めての曇り。

トレッキング

スタートするとすぐにダブルトラックに突入。まずは山の頂上を目指す。淡々としたペースで上っていくと、先頭集団が道を外れて、もう一本平行に走る道に乗り換えようとしている。それに釣られて他のチームも付いていくという、今大会おなじみの構図。本来は分岐まで行ってから道沿いに道を乗り換えるのだが、どうも分岐より前っぽい。現在位置はおおむね把握できていたので、そのまま一緒に付いていって平行する道にのりました。そのまま、集団についていくと、突然周囲の木々がなくなり、岩の山が目の前に出現。そのまま、登山道なのか岩登りなのかというところをひたすら登って、山頂を折り返し。こんどはテクニカルな下りをガンガンいきます。地図読み的には難しいところもなく、注意を払いな がら下ってトレッキング終了。

キャニオニング

順位的には真ん中ぐらい。イチローさんが他の常連チームのサポーターと話したところでは、この先のキャニオニングは難易度が高い分、待ち時間も長くなる可能性があり、今から入ると、渋滞にハマってしまい他のセクションができなくなる恐れがあるとのこと。キャニオニングはやりたいが、他のセクションもやりたいので、ここはパスすることにしました。

MTB

キャニオニングのつぎのMTBセクションのスタート地点まで車で移動。トップが通過するまでスタートはできないルールなので、それまで車で寝てました。気づくと周囲が騒がしくなり、ほどなくトップが到着して、すぐにスタート。トップチームのトランジッションは無駄がなくとても早いです。それを見て、キャニオニングをパスした数チームが一斉にスタート。MTBコースは景色も良く楽しく乗れます。一部ガレている急な下りがありましたが、他のチームの女性は躊躇なく突っ込んでクリアしていました。みんな楽しんでいて上手いです。最後は海に向かって気持ちの良い下りで最高の気分を味わうことができました。

トレッキング

当初はカヤックセクションの予定でしたが、前日の天気予報で風が強まるとのことだったので、主催者が競技を変更してトレッキングとなりました。主催者のこのあたりの判断はとても早くブレがないです。
コースは海岸沿いで、途中でピークを通過するルートを選択。この選択のおかげでものすごく素敵な景色に出会うことができました。何チームかと前後しながら無事にチェックポイントに到着。
いったんここで競技がストップして、次の最終セクションは全チームが一斉にスタートします。

コースタリング

一斉スタートの地点まで車で移動。時間があったため、すぐ近くのカフェで休憩します。ほとんどのチームがカフェで休憩してました。
最後のセクションは一斉スタートなので、パレード的な感じかとこのときは思っていました。
全チームが海岸に集まり、最後のスタート!!みんなゆっくりとスタートしていきます。「やっぱり、パレード的な感じなんだなぁ」
コースタリングは海岸線沿いに進むため、岩場を乗り越えたりして、なかなか思うように進むことができません。長い!!
途中で半島をグルっと回って通過します。あまりに長いので、普通のアドベンチャーレースと同じように考えて「ここでショートカットだ!!」自信満々に突き進みました。「ショートカット成功」と思った瞬間、主催者が向こうからやってきて「ここコースじゃないから、向こうからちゃんと回ってこい!」と言わ、渋々正規ルートに復帰しました。
それからも、コースは長く、約2時間走ったり歩いたりしてました。日差しが強く、脱水気味でもうフラフラ。精根尽き果てたころ、やっとゴールが見えてきました。「コースタリング長かったぁ」
最後は日本から持参した国旗をもってゴーール!!ゴールのそばにあったカフェでは、すでにゴールしたチームの選手がほぼみんなビールを飲んでいて、拍手喝采で私たちのゴールを迎えてくれました。

ゴール後

装備品などの後片付けをして、宿泊地へ移動。そこで表彰パーティーが開かれ、選手・スタッフみんなで、各自の健闘をたたえあいました。パーティーでは超大盛りのパスタが振る舞われ、「最後にカーボパーティーかぁ」って思ってしまいました(笑)

最後に

毎日ゴールがあるCorsica Raid Aventure。想像以上に厳しいレースでしたが、想像以上に素晴らしい景色に出会えました。選手・スタッフも大会の趣旨を理解していて、みんなスポーツマンとして尊敬できる人たちでした。そして何よりコルシカ島が素晴らしかったです。また行きたい!!

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