2008年 日本山岳耐久レース(ハセツネ)参戦記

10月12,13日に開催された
日本山岳耐久レース(通称:ハセツネ)に参加しました
今年で7回目の参加
しかし、一昨年、昨年と体調不良になり
大ダワ(50km地点)でリタイア
今年は「絶対完走」を目標に挑みました
結果
17時間29分57秒で完走
[スタートまで]
前日に食料等の荷物を準備
飲み物は里アドのときに
スミさんに薦められた「水」をメインに持っていく
当日、つぢっこさんと待合せて会場に行くが
すでに控室(体育館)は満員状態!!
幸いスケくんが先に来ていたので
場所の確保ができた
(スケくん、ノブくんに感謝感謝)
ゆっくりと受付を済ませ
準備をして
12時にスタート地点へ
アドベンチャー仲間に多数会い
いろいろ話をしているうちに
スタート5分前
今回は「絶対完走」なので
基本的に時間にはこだわらない
なのでほぼ最後尾スタート
今回はアドベンチャーを意識して
完全なチーム赤い水玉スタイル
山岳王ジャージ(赤い水玉ジャージ)に
銀色のヘルメットを被って参加
[スタート~第一関門(22.4km)]
13:00にスタート
スタートラインを切るまでに約2分を要する
周囲の人はスタートラインを切ると
小走りになっていたが
焦らずひたすら歩くことに専念
小和田の上りで
後ろから来たUNIT-Xのマサさんに追い抜かれる
山道に入ると早速渋滞
はやる気持ちを抑え
”焦るな。焦るな”と自分に言い聞かせる
今熊神社まで約50分
上りでも
無理に前の人を抜くことなく
ひたすら我慢、我慢
おかげで上りでも心拍数は140前後
所々で渋滞につかまりながら
入山峠を2時間で通過
この時点で
”第一関門は6時間だなぁ”と確信
その後は淡々と休むことなく
前の人に付いていく
醍醐丸を越えたあたりからライト点灯
6時間で第一関門(浅間峠)を通過
[第一関門~第二関門]
浅間峠を越えるとかなり走れる区間がある
多くの人が軽快に走っていくが
歩きに徹する
西原峠を通過し
前半の山場である三頭山への上りに備え
パワージェルを補給
いよいよ上りに差し掛かるとき
若干胃腸に違和感が発生
無理せず10分休憩を取る
若干寒さを感じたのでレインウェアを着用
休憩により復活
三頭山への上りは
パワージェル効果もあり
まったく疲れることなく終了
今年も”もう三頭山”という感覚を得ることができた
(”まだ三頭山”だと先がかなりキツイ)
鞘口峠でGPSの電池を交換するため
5分休憩
風張峠、月夜見山と通過し
11時間30分で第二関門に到着
このときかなりの睡魔に襲われていた
第二関門では寒さに震えながら
おにぎりを食べる
その後、横になって約30分休憩
水を1L給水する
スタッフの方に
「あと500mlは持っていかないくていいの?」と言われるが
御岳山の水場まで確実に1Lで行けると思ったので
丁重にお断りする
[第二関門~第三関門(58km)]
昨年は第二関門を出発してすぐに体調不良になったが
今年は抑え目のペースが功を奏し快調
ただペースが遅いためなのか
足にはまったく痛みもないが
ダルさが付きまとう
小河内峠で御前山への上りに備え
パワージェルを補給
その後は淡々と上り
難なく御前山を通過
御前山を越えると
気分的にはあとは下りのみ
(気分的にはです・・・)
下りでは走りはしないが
結構な人を抜くことができた
2年連続敗北の地となっている大ダワ
立ち止まらずに通過
大岳山の前で
数人の列車(グループ)に入り
ペースを合わせて上る
大岳山も休まず通過
芥場峠を越え
下りに差し掛かったとき
不意にランニングモードのスイッチが入る
そこからは走りに徹する
いままで走りは抑えてきたので
一気に爆発したかの様に
下りを走りまくる
あっという間に第三関門到着
15時間50分
[第三関門~ゴール]
第三関門到着で完走を確信
早くゴールしたいので休まず通過
ランニングモード継続で
日ノ出山分岐まで疾走
グループで歩いている人の横を
「左行きまーす」と言って通り過ぎる
日ノ出山への上りも
先が分かっているのでガシガシ上る
日ノ出山で防寒対策として着ていた
レインウェアを脱ぎ
再び山岳王スタイルへ
銀色のヘルメットと
赤い水玉ジャージを身にまとい
気分的にはアルプスの峠を一気に自転車で下るイメージで
(ツール・ド・フランス風)
日ノ出山から武蔵五日市まで行く
その予定だったが・・・
何故か金比羅尾根入口で
突然ランニングモード終了
何故そのようになったか分からないが
気分的には
”あとは歩いて下りるかなぁ”
という感じになる
後ろから人が来れば
”お先にどうぞ”
お先にどうぞを十数人したとき
残り7kmくらいで
再びランニングモード再起動
(何故かは不明)
あとは気分に任せて走りまくる
道を譲った人には逆に道を譲ってもらい
武蔵五日市目指して駆け下る
70km地点を通過したときに
ここまでの道のりを思い返し目頭が熱くなる
思えば2年連続50km地点リタイアを喫し
再起をかけた今大会
50km×2(リタイア2回分) + 71km(今回) = 171km
171kmを経てのゴールが目前に迫る
最終コーナーを曲がり
ついに念願の3年ぶりゴール
”おわったぁーーーー!!”
ゴール後にたいすけさんから
「おつかれさま」と声を掛けてもらい
ゴールしたことをさらに実感
17時間29分57秒
なんとか17時間30分を3秒切ることができました
[ゴール後]
胃腸の調子はすこぶる快調
さっそく豚汁を食べに行く
豚汁を食べながら読図大先生のM越先生と話をする
ザック軽量化が功を奏し記録更新をしたとのこと
かーさんにも会い、話を聞くと
2時間以上前にゴールしていたとのこと
”みんな速いなぁ”
タカミザワさんにも会い
「おぉーやったなぁ」と声を掛けてもらいました
控室の体育館に戻るときには
しばやんさんに会い
話を聞くと10時間ちょっとでゴールしたとこのと
さらに聞けば第二関門で15分休憩したとのこと
単純に考えれば”休憩を短くすれば10時間切りなのでは?”と思うが
「あの休憩があったから、この結果だよ」と言われ
”確かにそうだなぁ”と納得
体育館に戻ると
スケくんが眠っていて
他のみんなは帰路についていた
ほどなくノブくんがゴールから戻ってきた
一心不乱に走っていたため気が付かなかったが
どうやらラスト5km地点で抜いていたらしい
今回は寝袋を持ってこなかったので
スケくん、ノブくんに挨拶して帰路につく
帰る途中でつかやんさんに声を掛けられる
つかやんさんも帰るらしく
先に車に乗っていたごんたさんと一緒に送ってもらった
[所感]
3年ぶり5度目の完走
感慨深いものがありました
やはり記録よりも完走
度々、人から
「ハセツネは完走すればいいんだよ」と言われ
今回はそれを深く実感しました
ヘルメットに赤い水玉ジャージという
アドベンチャースタイルで参加
2回木に頭をぶつけたのですが
ヘルメットのおかげでもちろん無傷無痛
役立ちました
水分は以下の3種を持参
・水2L
・ポンジュース500ml
・クエン酸プロ500ml
第二関門までに消費したのは
・水1.8L
・ポンジュース1口
・クエン酸プロ1口
昨年よりは水分を補給しました
それでも2L以下・・・
食料は約2kg近く持っていったのですが
消費したのは約1/3程度
ほとんどを71.5km運搬
実は深夜ゴール用に
電飾も持っていたのですが
すでに夜明け後のゴールのため使用せず
結果的にはあと2.5kg以上は軽量化できたかもしれませんが
保険ということで自分に言い聞かせる
来年は6度目の完走を目指します
過去の記事
2007年日本山岳耐久レース参戦記
2006年日本山岳耐久レース参戦記
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