ADVENTURETRIAL AZUMINO2DAYS 3rd 参戦記

(注意)超長文です。気が向いたら読んでみてください
11月12日1:00に準備を整え、川崎より安曇野に向けて出発
3:00に中央道談合坂SAでキヨシーズメンバーと合流し安曇野を目指す
5:30に今回ADVENTURETRIAL AZUMINO2DAYS 3rdのベースになる豊科の犀川河川敷に到着
そこで軽く1時間ほど睡眠
7:30に受付し、準備に取り掛かる
9:30から開会式
このときに初めて、今回のレースに前半ステージで使用される地図が渡された(CPのルール等は大会HPを参照)
まずチェックポイントCP-A~Dの4つが地図上に示されていた
どれも大会会場の東側の山々の中にある
CPの通過順序は決まってないので、ルート選択が非常に重要
しかもMTBとトレッキングの併用なので、どこまでMTBで行き、どこから山に入るかということを考える
そうこうしているうちに競技開始の11:00になった
11:00に最初の競技(ゲーム)BigBeansが開始
これは制限時間2時間の内で、河川敷の雑木林等に設置された合計8個の迷彩柄の三角錐のマークを探し出し、地図上に発見場所を記入するゲーム
探すマークが迷彩柄なのでなかなか見つからない
開始40分で3個のみ、面白いゲームだがぜんぜん見つからない
結局タイムオーバー、6個発見し、地図にマークし本部の回答と付き合わせる
5個は発見場所が合っていたが、1つだけずれていた
そして13:20、いよいよレーススタート
まずはCP-Bに向けてMTBで保福寺峠を目指す
MTBをこぎ出すとどうもギヤチェンジがスムーズにできない
ギヤが勝手に落ちたりする
メンテを怠っていたので「まぁ仕方がない」と思い、MTBをこぐ
そしてスタートから20分後、突然そのときが訪れた
上り坂を登っていると、ギヤが入らなくなり、「ガチャッ!!」という音とともにペダルがすごく軽くなった
足元を見るとチェーンが切れてる!?
チームメイトナリタの工具を借りてチェーンの繋ぎ直しを試みるがぜんぜんつながらない
結局、チェーンを繋げるのに1時間もかかってしまった
仕切り直しで再びMTBをこぐ
やっぱりギヤの調子は悪いが、ロスした時間を取り戻すため構わずこぐ
スタート2時間後に途中の四賀村に到着
四賀村から保福寺峠まで11キロ登り
登りはじめて9キロ付近で、もうひとりのチームメイトヒロシの足がつる
がんばって峠の頂上にたどり着き
こんどは1キロほど下り、そこから林道に入る
林道は約4キロくらいの登りでそこまではMTBで行くことができる
しかしキヨシーズはここで大胆な行動に出た
林道開始200メートル地点でMTBを置き、林道をRUNで行くことにした
みんなMTBで苦労して上っている脇を走ったり歩いたりしながら上っていく
結果的にはRUNもMTBも上りは大差がない
林道開始4キロ地点からいよいよ山に入っていく
CPはすべて登山道とかが地図に書かれていない場所に設定してある
よってキヨシーズはこの4キロ地点からずっと尾根伝いでCP-Bのある入山を目指す
やはり考えることはみな同じらしく山に入る地点にはMTBがたくさん置いてある
山に入って尾根を上がって最初のピークに到達すると反対方向からピークに上がってくるチームがあった
これが優勝チームだったのだが、すでにCP-B,Aを取り終えて戻ってきていた
尾根はとても歩きやすい状態でスムーズに進むことができた
CP-Bがある入山に到着
いままで経験したレースの場合、山頂にポイントがあった
しかし、山頂をいくら探してもポイントがない…
地図を見ると微妙にずれたところに印がしてある
その場所らしき所を捜索するが見つからない
日はすでに落ちていたので手元のライトが照らす限られた光の中でポイントを探すのは非常に難しかった
10分後に発見
そして次のポイントCP-Aに向かう
尾根伝いなのでルート確保は容易で約1時間でCP-Aがある御鷹山に到着
ここでもピークから少し離れた位置にポイントがあるらしいので捜索を開始
このポイントは発見までに20分かかった
CP-A,Bを取ったので次は第一関門を目指す
そのために先ほどの林道まで来た尾根を引き返す
林道に出たらそのまま道をさらに上って第一関門に到着
CP-Cはその関門の場所からすぐ近くにある
藪こぎをしながらCP-Cのあると思われる場所を捜索
運良くすぐにCP-Cが見つかる
ここから林道を先ほど置いたMTBのあるとこまで引き返し保福寺峠から美ヶ原への林道を通り三才山を目指す
林道を引き返しMTBまではRUN&WALK45分で到着
MTBに乗り保福寺峠まで少し上る
美ヶ原への林道に入り10分後、決定的なアクシデントが起こる
先ほどのチェーン繋ぎが実は不完全だったためチェーンが切れる寸前だった
もうチェーンを直すためのコネクトピンの予備がないので修理不可能
チェーン不良のおかげでペダルを回すことができない
この先はペダルを回さず、平地と上りは自転車を押して走り、下りは自転車に乗って下った
林道を進むこと約1時間でCP-Dに向け山に入る
松本と上田の境にある三才山の頂上を踏みさらにその先の六人坊のピークに到着
地図を見るとCP-Dはこの先、少し下りたところにある
地図に書かれたポイントを示す円の中心は標高1580mだと思い
高度計を見ながらピークの1613mから1580mまで下りそこから北に進路を取り周辺を探す
40分探してもまったくポイントが見つからない
もう一度よく地図を見る
ポイントのある標高は1600mの等高線から2本分低い
等高線の間隔は10mなのでやっぱり1600mから20m低い1580m
地図の縮尺は1/50000
ん?1/50000!?
そこで初めて気がついた
1/50000地形図では等高線の間隔は20m
だから1600mから40m低い1560mにポイントが!!
そこでさらに20m下りた場所を捜索
捜索開始から1時間
ついにCP-Dを発見
この時点で時間はスタートから12時間後の深夜1時30分
今度は第二関門であるスタート地点を目指す
MTBまで戻り、保福寺峠に向けて林道を引き返す
もちろんペダルは回らないので平地は自転車を押しながら走る
保福寺峠から四賀村まで11キロの下り
ペダルを一切回さずに一気に下る
下りは楽でいいが、ものすごく寒い
四賀村まで下りきったときにはみんな寒さで震えていた
自販機に駆け寄りあったかい飲み物を飲む
あまり休んでいると冷えてくるので
すぐに第二関門に向け出発
自転車を押しながら睡魔に襲われる
よく考えると大会前日から1時間ほどしか寝ていない
起きている時間40時間で睡眠1時間
もうキヨシーズはみんな疲労困憊
やっとのことで第二関門に到着
時間はスタートから15時間後の朝4時12分
第二関門は5時までなら次へ向かうことができる
しかし、キヨシーズはみんな疲れていた
先へ進むこともできたが無理は禁物と思い、ここで勇気ある撤退を決断
キヨシーズのADVENTURETRIAL AZUMINO2DAYS 3rdはここで終了
今回初めてMTBのチェーン切れというアクシデントを体験した
やはりマシンのメンテは必要だと痛感
さらに、信州の寒さは半端じゃなかった
防寒対策が不十分だったため、かなり辛い思いをした
しかし、それ以上に楽しい大会だった
第二関門以降に進めなかったのは悔やまれるが、リタイヤの判断は間違っていなかったと思う
体力面と技術面の両方をさらに向上させ、来年も必ず参加したい
来年こそ、目指せ完全完走!!
ちなみに今年は40チーム出場で完全完走は7チームだった

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