エクストリームシリーズ第一戦(那珂川大会) 参戦記

4月14日(土)に開催された
エクストリームシリーズ第一戦(那珂川大会)に参加してきました
かなりの長文なので適当に読んでください
[当日まで]
今回の大会に際して
昨年一緒に組んでいたメンバーの都合がつかず
チームメンバー集めからスタート
最初に里山アド等の経験があるちほちゃん(ねえさん、以下姫)に声を掛け
快諾を得る
その後、どうしても残りの一人が見つからず
藁にもすがる思いで北海道のキャプテン・キヨシさん(以下殿)に声を掛ける
そして殿・姫・自分といった夢のチーム結成された
[スタートまで]
大会前日の21:00にレンタカーを借りに行く
行くとセレナを頼んだつもりなのにノアが出てきた
ノアは後部座席の背もたれが倒れるだけで
MTBを積むのには超不向き
”MTB3台積めるのか?車、失敗したぁ~”
MTBの積み込みに四苦八苦して出発
まずは羽田空港で北海道より飛んできた殿をピックアップ
その後環七を走り姫をピックアップ
なんとか全員分のMTBを積んで
いざ栃木県那須烏山へ
現地到着は4:00頃
到着後睡眠、起床が7:00過ぎ
それからゆっくりと用意をする
今回も銀色のヘルメットを着用
(最近銀色の塗装が剥げてきたのでそろそろ2代目購入の時期かな)
受付&荷物チェックをしてスタート地点へ
ブリーフィングが終わり
10:10にスタート
[スタート~CP4(トレッキング)]
このセクションはCP1~CP3を取ってスタート地点(CP4)に戻ってくるもの
CPを取る順番は自由
経路はCP1~CP3を取るコースとCP3~CP1に逆に取るコースが考えられたが
今回はCP3~CP1に逆に取るコース
スタート後は大集団
軽く走りながらCP3を目指す
CP1手前の神社裏の階段に差し掛かったときには集団の先頭にいた
がんばって階段を上りCP3
CP1にはすでに先に1チームが通過した痕跡が
”たぶん、【とれいるざんまい】だろう”(超想定内)
自分たちが2番手であることにちょっと驚く
CP3からCP2へは迷うことなく到達
そこから一旦山を降りて那珂川の橋を渡り
川原にあるCP1へ
CP1に到着するとちょうど先行チーム【とれいるざんまい】が出発するところだった
CP1は有人ポイントで通過のためのサインをする
そのときに先行チームとのタイム差がわかる
この時点で3分差だった
CP3でチームチャレンジというゲームをクリアして
あとはスタート地点へ戻るだけ
川原の反対側に行きたいが川が深く渡れない
川原の上にある道路に出たいが道がない
道路への道を探していると
姫が「こっちからいけるんじゃない?」
そっちへ行くとなんとなく行けそうな急斜面があった
そこを上っていくと上に人が!?
どうやらその上に建っているレストランの店員さんだった
「すみません」と言って通してもらう
たぶん急斜面を下から這い上がってくる3人組に
店員さんもかなり驚いただろうなぁ
道路に出るとあとは道なりに走りスタート地点(CP4)到着
ここでもチームチャレンジ
太鼓を3人で息を合わせて叩いてクリア
[CP4(カヤック)]
CP4ではさらにカヤック
3人がリレー方式で周回コースをカヤックで回る
1番手自分、2番手姫、3番手殿
自分が漕ぎ終わって周囲を見ると
【マイメロ】のまきちゃん、アライくんがずぶ濡れに…
カヌーから降りてきたマークも濡れている
聞けば那珂川を2回泳いだとのこと
”さすが【マイメロ】!!、
自分たちは渡れないと判断した那珂川を泳いで渡るとは!!”
その後、姫、殿も無難にこなしてカヤッククリア
[CP4~CP8(MTB)]
今回の最大の難所がこのMTBセクション
CP4を出発してCP5へ
CP5に行く途中に姫が足を攣る
姫は我慢しながらもMTBをこいでCP5に到着
地図ではCP5より先には道が無いことになっているが
舗装路がしっかりとある
道なりに行ってCP6への林道の入口へ
そこから林道へ入っていく
地図上ではCP6は尾根の上にあり普通に行けば難なく行けるはず
分かれ道などを慎重に見ながらCP6の尾根の下と思われる場所に到着
地図を見ると道は尾根の上を通っている
実際には沢の中をずっと通っている
ちょっと不安を感じるが道を進む
すると前方で沢が2手に分かれている
進んでいる方角も怪しいことに気づく
ここで姫と相談
道を間違えたと判断し戻る
来た道から続々とチームが上がってくるが
自分たちは引き返す
もう一度さっきのCP6尾根下の場所に戻り
尾根を目の前にして姫と相談
自分「地図の道と実際の道が違うと思う。たぶんこの尾根の先がCP6じゃないかな?」
姫「私もそう思う」
意見が一致したので尾根上に上がるため
躊躇なく目の前の急斜面をMTB担いで上る
後に殿が
”こんな急斜面をMTBを担いで上るなんてあり得ない”と
思ったと言っていた
(しかしその後、急斜面の担ぎに慣れたと言っていた)
急斜面を上っているところで
まさかの「雹!!」
幸い木々の下にいたので何もない所よりはましだった
それでも地面がどんどん氷で白くなっていく
止まっていても仕方ないので雨具を着て先を目指す
尾根を上がりCP6に到着
”やっぱりこのポイントは分かり難いだろう”
CP6からCP7へもまた難しい
CP7は送電線の鉄塔下にあるのだが
その手前500mあたりから地図には道があるが実際には道がない
(もしかしたら自分たちがロストしてたのかも…)
斜面をMTBを担いで上がり
藪の中をMTBを担いで通って
なんとか送電線の整備道に出てCP7に到着
後は山を下ってCP8だと気楽に思っていた
CP7からずっと道なりに進むが
どうも方角が違う
ここで再度姫と相談
ここは引き返そうということに
引き返して正しいと思われる方角へ行く
道らしきものは無いので下りでもMTBを担ぐ
”沢に下りれば何とかなるだろう”と思いガンガン担ぎ下り
5分くらい下ったところで下から話声が!!
更にMTBのブレーキ音もする
”これは下に道があるな”と判断
そっちへ行くと確かに道が!!
その道を下り舗装路に出てCP8に到着
するとちょうど【とれいるざんまい】が
次のセクションへスタートするところだった
[CP8~CP12(トレッキング)]
このセクションも最初のセクションと同様
CPの取る順番は指定されていないが
チームで協議の結果、順番通り取りに行く
CP9への山道の入口まで2kmほどを走り
そこから山道へ
やっぱり途中から山道は地図と異なるものになっていた
コンパスを頼りに尾根上を進む
ここにきて自分の地図読みが精彩を欠いてることに気付く
方向感覚が鈍り、さらに距離感覚も鈍ってきた
目的のピークかと思うと1つ前のピークだったりする
ここで姫の会心ナビが炸裂
無事にCP9に到着
どうやらここに到達したのは最初のチームらしい
ということは
”【とれいるざんまい】は違うルートでアプローチしているんだろうなぁ”
CP9から尾根をはずさないように慎重に進みCP10
ここから一旦CP9に戻りCP11を目指す
CP9を出発しようとしたときに【とれいるざんまい】と遭遇
どうやらCP11-CP9-CP10と取っていくようだ
CP9からCP11へはこれも尾根をはずさないように行けばいいのだが
自分の地図読みが振るわず
姫のナビに頼りっきり
そしてCP11に到着
地図上ではCP11の下には寺があり
”寺の裏から道が伸びているはず”とチームで話していた
そうするとやっぱり道があった
その道を下って舗装路にでてCP12を目指す
CP12へ行く途中で次のセクションに入った【とれいるざんまい】とすれ違う
CP12に到着すると大休止
腹が減っていたのでそばを食べて10分くらいくつろぐ
[CP12~ゴール(MTB&トレッキング)]
CP12でお腹を満たしていよいよ最終セクションへ
CP13へは舗装路なので難なく到着
ここからCP14へはトレッキングで行く
CP14へのアプローチポイントと思われる場所で
上から颯爽と【とれいるざんまい】が降りてきた
どうやらCP14付近は藪が濃いらしい
沢を上って尾根に出てCP14を目指す
するとどんどん藪が濃くなっていく
藪の中をガンガン進んで
手や足に擦り傷を作りながらCP14に到着
”やっぱり山は長袖だ”と独り思う
CP14到着はどうやら2番手だ
3人で完全完走が確定したことを喜び下山
下山中、尾根の下のほうで話し声がする
”下から他のチームが上がってきたのかな?”
でもぜんぜん他のチームと会わない
ずっと下ったCP14のアプローチポイントで他のチームと会う
CP13が見えたとき【【V2K】(ぶっつけ)】がちょうどMTBに乗るところだった
このCP14からCP13に戻るところで抜かされたことを知る
山の中では会わなかったのでどこで抜かれたかわからなかった
さっきの尾根で聞いた話し声は【V2K】だったのか?…
【V2K】が出発した1分後くらいにCP13を出発
ここからゴールまでは全部舗装路
正直、”ここからの逆転は難しいだろう”と思っていた
しかし最後の上りで殿の怒涛のMTBの上りが炸裂
しかも姫を押して上がる
それに自分が付いていけない
上りの頂上で【V2K】に20秒差くらいまで迫った
下りでなんと【V2K】の1人が持ち物を落下
落下物を拾っている選手の横を豪快にキヨシーズが通過
”もしかしたら逆転か!?”
3人で飛ばして走る
ゴールまであと2km通過
【V2K】のパワーはすごく、強風吹き荒れる烏山大橋で抜かれる
抜かれた後、【V2K】の100m後方から殿・姫・自分の3人が追う
最後の1km
姫は必死にMTBを漕いでいた
自分も必死
殿はいささか余裕
前方には【V2K】が見える
その状態でゴール!!
結果【V2K】とは1分差という僅差だった
順位としては総合3位
ゴール前のCP逆転されたのは悔しいが
目標だった完全完走できたことがすごく嬉しかった
[レース後]
烏山のボランティアの方々が用意してくださったすいとんと食べ
残念ながらリタイアしてしまったスミさん、のりこさんと話をして
【マイメロ】のゴールシーンを見て
温泉へ行く
温泉の休憩場で休憩していると
続々とアドベンチャーレーサーが集まってきた
休憩場で【とれいるざんまい】が地図を見て反省会?をしている
その横で【マイメロ】の【ミトコンドリア】の方々と話をする
みんな今回のコース設定は厳しいと言っていた
またMTBのセクションなのに
山の中ではほとんど担ぎで乗れなかったとも言っていた
温泉から戻り閉会式に参加
キヨシーズとしては大快挙の総合3位(混合部門準優勝)
賞品としてイチゴを頂きました
[所感]
今回の大会、非常に難易度が高かった
温泉でも話題になったが
”初心者にとってどうなんだろう”っていうコース
今回のポイントはやはりCP6
このポイント付近の道が地図と違うことにいかに早く気づくかだったと思う
自分は昨年の那珂川大会で同じようなことがあったので
「25000分の1の地図の山道はあてにならない」ということを思い出すことができた
たぶん初めて参加した選手の中にはは25000分の1の地図の精度が
ロードマップ並みだと思っている人もいるかもしれない
そうなるとCP6はたぶん絶対に見つからないかと思う
普段生活していて地図が実際と違っているなんて思うことはないだろう
でもアドベンチャーレースでは地図に書かれている道は
”あるかもしれない”くらいに信じるくらいがちょうど良いかと思う
道をあてにするよりもやはり周囲の地形と地図をつき合わせて
位置を特定することが大切だと今回改めて実感した
今回はたまたま早く地図の読み違いに気が付いて修正することができた
この間違えたときにいかに早く間違いに気が付くか
そしてせっかく苦労して来た道を位置が分かる所まで戻る勇気
こうしたことも加えて必要な要素だと実感した
コース難度は高く、体力的にも厳しかったが
チームとしては終始楽しくレースが進められ
最高の成績を残すことができました
ちなみに殿は今まで王滝のSDAをメインに参加していたので
今回のエクストリームで初めて地図読みアドベンチャーを経験しました
最初地図読みは「面倒だからあまり好きじゃない」って言ってましたが
最後には「ちょっと勉強してみようかな」と言ってたのが嬉しかったです
たぶん殿が地図読みをマスターしたら
恐ろしくキヨシーズはパワーアップすることになるでしょう
今回一緒にチームを組んだ殿と姫
殿の恐るべきポテンシャルの高さ
姫の的確なナビ
そして終始みんな楽しく和やかな雰囲気
本当にありがとうございました
昨年の参戦記
http://kiyoshi-s.jugem.jp/?eid=108

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