NISSAN X-TRAIL Adventure Race Japan in NAGANO 参戦記 その7(Leg6前半)

NISSAN X-TRAIL Adventure Race Japan in NAGANO 参戦記 その7(Leg6前半)

Leg6:MTB 前半

TA5/CP25でMTBを箱から取り出して準備をする。この準備の時間も競技時間に含まれていて、後でみたところ海外トップチームはすごく早かった。我々も頑張り、MTBの準備をしながら、補給食や給水も行うことで、約20分で出発することができた。

CP25からCP26までは約20km、車通りの多い国道を走る。4人が1列になり、かなりのハイペースで走る。先頭は風の抵抗を受けるが、2人目移行は前の人の後ろに入って風の抵抗を受けないようにすることで体力を温存しながらかなりのスピードで走ることができた。

CP26は大室山古墳。ここでミステリーチャレンジ。200以上ある古墳のなかから指定された4つの古墳を回ってくるというもの。とくに難しいものでもないため、順調にまわる。最後の古墳を回ってCP26に戻るときに【ふきのとう】と会う。「ついに来たかぁ~」という気持ちになった。体感的には40分差くらいだろう。
【ふきのとう】は最近急激に実力を伸ばしている若手アドベンチャーレースチーム。最初のトレッキングからかなり近いところで競っていたが、CP25まで1時間差くらいで我々が先行していたため、その姿は見えなかった。
CP26からCP27の岩壁に向かい、そこで懸垂下降を行う。岩壁までは15分ほどで着き、30mほどの岩壁をロープを使って降りる。明日香、久保田さん、おさむさん、たけぷーの順番で順調に降りて、再びMTBの置いてあるCP26に戻ると【ふきのとう】が懸垂下降の準備をしていた。CP26を出発しCP28である富士ノ塔山を目指す。

富士ノ塔山へは長野駅付近から上りが10kmほど続く。過去2回「ツールドNAGANO」というトレイルイベントで富士ノ塔山に行ったことがあったが、延々と上りが続くイメージしかない山だった。道は難しくなく、ひたすらパワーを要する。上りに差しかかるといきなりの20%近い激坂。無理せずMTBを降りて押しながら前進した。5kmほど進んだところで、私自身に異変が発生。恐れていた胃腸不良による吐き気が出てしまった。吐き気が出ると、急激に進みが遅くなる。MTBから降りて押しながら先に進む。なるべく心拍数を落して回復をはかるが、なかなか治らない。そうこうしているうちに後ろから【ふきのとう】が来るのではないかと気持ちも焦ってしまう。吐き気が治らないままCP28富士ノ塔山に到着。チームメンバーにお願いしてここで20分間寝かせてもらう。そして20分後、少し良くなったが完全回復ではなかった。

CP29に向けて一旦道路を下る。下れば次は上り。ここでおさむさんに牽引してもらう。アドベンチャーレースでは自転車に紐をつけて遅い人の自転車を牽引して、チーム全体のスピードを上げる。牽引してもらうと、そこそこのスピードで上ることができるが、心拍数が上がってくるので再び吐き気が襲ってくる。そうなると、一旦MTBを降りて押しながら上り坂をあがる。それでも苦しくなり、途中で30分間寝させてもらう。
睡眠後、一旦は回復するがやはり完全回復ではなかった。再びMTBに乗って上り坂を進むと吐き気が襲ってきた。上りは歩き、平地と下りはMTBに乗る。そんなことを繰り返しながらCP29を取って、CP30に向かうが、ぜんぜんスピードがでない。

チームメンバーから「たけぷー大丈夫か?」と聞かれ「大丈夫です。」と応えていたが、内心「このまま回復しないなら、ここでチームを離脱したほうがいいかもしれない」とリタイアも考えていた。そんなことを考えながら進んでいると、地蔵峠に到着。別の道から来た【ふきのとう】が休憩していて、ちょうど休憩を終え出発するところだった。時間は深夜2時、この先は山道に入る。今の私の状態では非常に厳しい。ここでチームメンバーと話し合って2時間の睡眠を取ることにした。もし、睡眠後に回復しないならチームとしてリタイアを検討しようという感じだった。
地蔵峠の広い駐車場に4人がシュラフを広げて2時間の睡眠を取った。その間に【ふきのとう】が先行し、この時点で我々は4位となった。